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東京五輪競技コラム|世界記録保持者・鈴木雄介選手が挑む、競歩
2020年の東京オリンピックでは、マラソンの実施が、
札幌に変更され話題となったが、競歩も同様に札幌で実施される。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、
男子50km競歩で、荒井広宙選手(自衛隊・当時)が銅メダルを獲得し、
競歩は、東京オリンピックでも、メダルの期待が懸かる種目となった。
男子50km競歩の代表で、最も期待が懸かるのが、現在、
日本記録の、「3時間36分45秒」 を持つ、川野将虎選手(富士通)だ。
2015年4月に、荒井広宙選手がマークした、
当時の日本記録が、「3時間40分20秒」 だから、3分以上を縮めている。
そして2019年時点で、男子20km競歩の世界記録、
「1時間16分36秒」 を保持しているのが、鈴木雄介選手(富士通)だ。
鈴木雄介選手は2019年、ドーハで行われた陸上世界選手権・男子50km競歩で、
金メダルを獲得し、川野将虎選手と共に、男子50km競歩の代表に内定している。
鈴木雄介選手は、男子20km競歩の代表にも、内定する可能性が残っており、
両方の代表に内定した場合は、どちらか一つに絞ると言う。
男子20km競歩の代表内定を決めているのは、
2019年の陸上世界選手権・男子20km競歩で、
金メダルを獲得した、山西利和選手(愛知製鋼)だ。
川野将虎選手が持つ、世界記録には及ばないものの、
その差は39秒の、「1時間17分15秒」。
つまり、2020年東京オリンピックの1年前に行われた、
陸上世界選手権において、金メダルを獲得した両選手が、
代表として出場するのだ。
しかもこのレースは、酷暑のコンディションの中で行わた、
非常に過酷なものだった。
2020年東京オリンピックの競歩は、札幌での開催になったとは言え、
早朝のスタート時点で、気温25度を超える中での、
過酷なレースになることが予想されている。
2019年の陸上世界選手権同様に、
20kmと50kmで揃っての金メダル獲得も、決して夢ではない。
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