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リオ五輪競技コラム|女子バレーは再び表彰台に立てるのか?
2015年のワールドカップで2位以内に入り、
五輪出場権獲得を狙った、女子バレーボール日本代表は、
残念ながら5位に終わり、アジア最終予選に回ることになった。
(アジア最終予選 = 世界最終予選)
ワールドカップ6位と、予想よりも健闘した男子に比べると、
いささか期待外れに終わった感もある女子代表。
最大の問題は日本代表を長年支えてきた、
竹下選手が引退した後のセッターを、
いまだに固定できていないことにある。
ワールドカップでも、最初は、古藤千鶴選手が先発していたが、
3試合目からは、宮下遥選手に先発が変更された。
体格のハンディを、隙のないコンビバレーと速さで、
対抗してきた日本にとって、セッターが、
コロコロ変わるのは、いい傾向とは言えない。
息のあったチームプレーは、一朝一夕にできるものではない。
最終予選を通じて、早くセッターを固定してもらいたいものだ。
また、どこからでも攻撃ができるバレーを、
志向している割には、攻撃枚数が少ないことも課題と言える。
「困った時には、木村選手」 みたいな部分もあり、
サーブレシーブが乱れた時には、そもそも、
おとりに飛ぶような選手もいない。
これでは、相手に読まれ、ブロックされるのも、
いたしかたないことだ。
いくら、アタッカーに能力があったとしても、
2枚3枚と付くブロックを、かいくぐるのは至難の業である。
そもそも、日本は個人の能力に頼るチームではない。
攻守において、全員がベストの動きをしてこそ、
初めて世界と対等に渡り合えるチームだ。
2016年5月には、アジア大陸予選を兼ねた、
世界最終予選が、東京で行われる。
中国がワールドカップで五輪出場権を得たことで、
アジア大陸予選に回ってこないため、
日本にとっては、有利な展開となっている。
とはいえ油断は禁物。
さらなるチーム力の向上に努め、堂々と、
予選を勝ち抜き、リオ五輪での躍進に期待したい。
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